久々にいい出会いがあった。
いい映画との出会い。
二人の若い男女が異国で知り合うってそれだけで、
何でもできてしまえて、お互いに惹かれあう。
朝になって帰国するまでのたった一夜で
見ず知らずの他人から
生涯忘れられない人になってしまう。
なぜ、人は恋をするんだろう。
ある人に出会って、恋をして、
時間を共にし、体が触れ合うと、
一人でいるときも
その人と過ごしたことが、頭から離れない。
ずっと一緒にいたいと、心から思う。
でも、出会いがどんなにドラマチックでも、
ずっと一緒に過ごしてみると、うまくいくとは限らない。
相手の嫌なところが目に付いて、こんなはずじゃなかったのに、と
嫌いあうようになるかもしれない。
一夜のきれいな思い出として
自分の心にしまっておくほうがいいかもしれない。
感情だけでは、人生は共に過ごせない。
でも、もし明日、自分と好きな人、二人が同時に死んでしまうとしたら?
もし明日、この世が破滅するとわかっていたら?
極端すぎる話だけど、きっと違う行動に出るだろう。
ただ感情の赴くままに、自分が一番したいことをしてその日、または人生を終えるだろう。
みんないつか死ぬけど、みんなそれがいつなのかはわからない。
だから、感情だけでは動けないんだろう。
皮肉な現実。
自分はまだ、感情を優先し、夢を見ていていい年なのだろうか。
そんな非効率的なものは忘れて、堅実に生きなければいけないのだろうか。
きっと年齢制限なんてなくて、正解・不正解もない。
ただ、人生の儚さに感動し、虚しくなった。